たまたまアクセスしたサイトの文章を読んでいて、知らない言葉や読み方のわからない漢字があった時はどうします?
僕は画面上で気になる文字列をドラッグして右クリックのメニューにあるGoogle検索で調べます。
検索エンジンにアクセスしてキーワード欄に文字列を入力して検索するより断然楽ですし、時間も短縮できますからね。
しかし、画面上のマウス操作を禁止しているサイトもあって、その場合はドラッグや右クリックができません。
もちろん、右クリックやドラッグをすることがなければ気にならないと思いますが、僕と同じような不便さを感じているようでしたら、以下で紹介する方法が役立つかもしれません。
ブックマークレットで解除
Javascriptが使われているので、禁止を解除するスクリプトで上書きしたら復活するはず。さらにブックマークレットにスクリプトを登録しておけば、クリック一発で解除できそう。でも、すでに紹介している記事があるかも。
そう思って検索したら、やはり書かれているブログがありました。しかも色々と解除できる優れもの。ブログ管理者様に感謝!
上記ページで公開されているスクリプトをブックマークバーに登録しておけば、クリックするだけで解除できます。今回紹介する方法の中では一番楽かもしれません。
Chrome用の拡張機能
Chromeの場合は以下の拡張機能を追加すると右クリックを復活させることができます。
ただ、残念ながらテキストのドラッグやコピーを禁止するスクリプトには効果がありません。
右クリックができないサイトの多くは、Javascriptを使って禁止しているので、ブラウザの設定でJavascriptを無効にしたら右クリックが可能になります。
しかし、ブラウザの設定で無効にすると、サイト内で使われているすべてのスクリプトが止まるので無効のままはよろしくありません。
ウェブサイトやブログでは様々なJavascriptが使われていて、ページの表示や動きにも関係しています。
当然ながらブラウザの設定が無効になっていると、それらすべてに影響します。YouTubeでは再生もサイト内移動もできなくなります。
もちろん、必要な時だけ無効にしたら影響を最小限にできますが、切り替えるたびに設定画面を開くのは面倒だと思うので、Chromeを使っている場合は、以下の拡張機能を入れておくとよいです。
以下も便利なのですが、動画の画面で再生バーや音量調整のスライドをクリックできなくなるので、動画サイトを利用する時は停止(無効化)しておくことをおすすめします。
ソース画面を開く
ドラッグができないページの中にはスタイルシート(CSS)というものを使っている場合もあって、そちらで制御しているページではソース画面を開くのが手っ取り早いと思います。
ソース画面というのは、そのページの中身です。
ページの画面上で右クリックして「ページのソースを表示」をクリックするとソース画面を開くことができますが、右クリックができない時は、キーボードで「Ctrl」と「U」を同時に押せば開きます。
また、キーボードの「F12」を押す、もしくは「Ctrl」と「Shift」と「I」の同時押しで起動する開発者ツールでもページのソースをチェックできます。
開発者ツールを起動し、Chromeなら「Elements」、Edgeなら「要素」のタブに切り替えるとソースが表示されます。
英数字だらけで見づらいかもしれませんが、文字列を選択できるので、検索やコピーもできます。
例えば、当記事の文章の中で「Javascript」という言葉をドラッグで選択したい時は、ソース側の画面で該当する部分を探せば選択できます。そのまま右クリックメニューのウェブ検索で調べることもできます。
我々が普段見ているページの画面はブラウザが見やすい表示に変換してくれたもので、ページの本来の姿は英数字だらけのファイルです。
書かれている文字列の意味がわからないと、何が何やらって感じで、お目当ての文字列を探しにくいかもしれませんが、面倒な時はキーボードの「Ctrl」と「F」を同時に押し、出てくる検索窓で探すと楽です。
右クリックNGのサンプル
右クリックやコピペを禁止しているページに遭遇する機会は多くないと思うので、今回紹介した方法を試すためのサンプルを作ってみました。
マウス操作禁止のサンプル
※別画面で開きます
さいごに
サイト管理者が右クリックを禁止する主な理由は、文章のコピペや画像のダウンロード保存を防止することだと思います。
時間をかけて作ったページの文章や画像を他のサイトやSNSで勝手に使われるのは嫌ですからね。
僕も過去に無断で転載された経験があるので、サイト運営者がマウス操作を制御したくなる気持ちはわかります。
とはいえ、閲覧者から見えない形で行動を制御するのはよろしくないと思います。
知らない言葉を検索するだけの人やドラッグの反転表示で文章を読む人もいますから運営者都合で画面操作を阻害するのは考えものです。
右クリックをよく使う人には良い印象を持たれないでしょうし、僕も右クリックができないサイトに遭遇したら別のサイトへ行きます。
尚、今回紹介した回避策は、不便さを改善するためのものであり、権利侵害を擁護するものではありません。