ClubhouseやTwitter社の「Spaces」等、ボイスチャットの話題が増えていますが、NTTコミュニケーションズも昨年NeWork(ニュワーク)というサービスを開始しました。
NTTコミュニケーションズといえば、以前の紹介したSkyWayというサービスも提供していますが、NeWorkにもSkyWayが使用されています。
サービス開始から間もないということもあってか、ほとんど話題になっていませんが、今回はそんなNeWorkを紹介します。
NeWorkとは
NeWorkは、ワークスペースと呼ばれる場所を作り、その中で会話を楽しむサービスです。
また、ワークスペースの中に部屋(サービス内の呼び名はルーム)を複数作ることもできるので、会議室や雑談室等を作って会話することもできます。
例えるならワークスペースがオフィス、オフィスの各部屋がルームという感じでしょうか。
ClubhouseのようなSNSの機能はないので、見ず知らずの人たちとつながることはできませんが、友人や知人と気軽に会議したり会話したりすることはできます。
また、聞くだけの参加も可能なので、誰かが話す内容をラジオのように聞いていることもできます。
利用にはアカウントが必要ですが、Googleアカウントも使えますし、新規で作る場合もメールアドレスと任意のパスワードだけでOKです。
NeWorkの仕様
以下は当記事作成時の無料版の仕様です。今後有料版も提供されるようなので、有料版開始後に無料版の仕様が変更されるかもしれません。
1ワークスペースの参加人数 | 50人(オフライン含む)まで |
ルームの作成個数 | 14個まで |
ルームの入室可能人数 | 24人まで |
音声通話 | 無制限 |
ビデオ通話 | 12時間まで継続可 ※12時間を超えると音声のみに切り替わる。 |
チャット機能 | 非対応 |
ファイルの送受信機能 | 非対応 |
対応端末 | PCのみ(Google Chrome推奨) |
専用アプリ | ナシ |
プランと月額料金(税込み)
Free:無料
Team50:27,500円/月
Team100:55,000円/月
ワークスペースへの最大登録人数
Free:20人
Team50:50人
Team100:100人
1つのルームに参加(発信・ビデオ電話・画面共有)できる最大人数
Free:20人
Team50:24人
Team100:24人
聞き耳(発信不可・視聴のみ)を含めた最大参加人数
Free:20人
Team50:50人
Team100:80人
ワークスペース内で作成できるルーム数(個)
Free:4個
Team50:14個
Team100:14個
チャットとファイル送受信の機能はないのですが、SkyWayにはどちらの機能もあるので、今後のバージョンアップで追加されるかもしれません。
あと、ビデオ通話ですが、音声のみで開始し、画面上の「ビデオON/OFF」や「画面共有OM/OFF」から映像を追加する形になっています。
尚、仕様が変更される可能性もあるので、以下の公式ページでご確認ください。
わからないことがあったらFAQもチェックしてみてください。
アカウントを作成
NeWorkで使用するアカウントは、以下のページで作成できます。Googleのアカウントを使う場合は、「Googleでアカウント作成」をクリック。
新規で作成する時は、メールアドレスとパスワード(任意の文字列)を入力して「アカウントを作成する」をクリックします。
入力したメールアドレスに確認用のメールが送信されます。
届いたメールを開いて記載されているURLへアクセスしたら、作成作業は完了です。
ワークスペースと部屋を作成
アカウントを作成した直後の画面にある「続行する」をクリックすると、ワークスペースを作成する画面に切り替わります。
ワークスペースの名前を入力して「次へ」をクリックすると、ルームの作成画面に切り替わります。
ルーム名を入力して「次へ」をクリックすると、ワークスペースIDを決める画面に切り替わります。
ワークスペースのIDはURLの最後に入る文字列で使用します。ワークスペースの名前と同じか近い内容にしておく方がよいと思います。
IDの入力が終わったら「次へ」をクリックします。
ワークスペース用の画像を登録する画面に切り替わります。画像は後で追加できるので、そのまま「次へ」をクリックしてもOK。
確認画面が出たら「登録」をクリックします。
登録完了後に画面下の「NeWorkをはじめる」をクリックすると、ワークスペースの画面に切り替わります。
画面中央に招待用のリンクに関する表示が出ますが、招待のリンクはいつでも確認できるので、閉じても問題ありません。
プロフィールの設定
画面左下の設定ボタン(ダイアルのようなアイコン)をクリックすると、プロフィールの編集画面が表示されます。
ここで表示する名前や画像を変更できます。
匿名利用がOKなので、ハンドルネームでも問題ありません。会社で使う場合は、実名がよいでしょうね。
通話と画面共有
画面左下に自分のアイコンが表示されますが、その横にマイクとヘッドホンのアイコンが3つあります。これらのアイコンの意味は以下の通り。
一番左:会話可能な状態(オープン)
真ん中:相手の声だけ聞こえる(ワーク)
一番右:双方の音声を遮断(ゾーン)
また、画面を共有する時は、矢印(↑)のアイコンをクリックして共有する画面を選択します。
さいごに
現時点のNeWorkでは通話以外のやりとりができないので、チャットやファイル送信にも使いたい場合は、SkyWayを使う方がよいと思います。
ただ、NeWorkは登録するだけで使えるので、通話メインならNeWorkを使った方が楽かもしれません。
また、SNSの機能がないので、知らない人たちとつながることはできませんが、既存のSNSと併用する手もあります。
むしろ、ツイッターやフェイスブック等でつながっている人たちを招待する方が精神面では楽かもしれませんね。