Thunderbirdの画面表示をアレンジ

Thunderbirdは無料で使えるメールソフトの定番ですが、画面が見づらくありません?

初期設定だと文字サイズが小さめなので、メール本文やソフトの画面上に表示される文字を見るときに気になるのではないかと思います。

ただ、ちょっと調整するだけでだいぶ見やすくなるので、今回は調整方法を紹介します。

プロファイルの場所

Thunderbirdのデータは、プロファイルというフォルダに保管されているのですが、この中にスタイルシートを置くことで画面の表示を調整できます。

スタイルシートというのは、画面で表示する文字の大きさや色等を指定できるファイルで、サイトやブログの画面表示にも使われています。

画面上の表示を指示するためのファイルなので、文字の大きさや色、余白の広さなんかも指定することができます。

今回の調整作業で必要なファイルについては、この記事の後半で紹介しますが、詳しく知りたい場合は、Googleで検索してみてください。解説ページが山ほどでてきますよ。

Google検索「スタイルシート」

で、そのプロファイルの場所ですが、PCにThunderbirdをインストールしている場合は、以下の順にクリックしていくと辿り着きます。

  1. Cドライブ
  2. ユーザー
  3. ユーザー名のフォルダ
  4. AppData
  5. Roaming
  6. Thunderbird
  7. Profiles

Thunderbirdの設定に関する情報は、Profilesの中にある「文字列.default」の中に保管されています。

ユーザー名のフォルダを開いた時にAppDataが見当たらない時は、開いている画面の上にある「表示」をクリックして「隠しファイル」にチェックを入れてください。

ちなみにポータブル版のThunderbirdでは、「Data」フォルダの中にある「profile」がプロファイルのフォルダです。

スタイルシートを設置

今回の調整で使うスタイルシートは、文字列.defaultの中に「chrome」というフォルダを作り、その中に置きます。

つまり、以下の場所に置くわけです。

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\文字列.default\chrome\スタイルシートのファイル

ポータブル版(Dドライブに設置)の場合
D:\ThunderbirdPortable\Data\profile\chrome\スタイルシートのファイル

また、スタイルシートは2つ必要で、ソフト本体用の「userChrome.css」とメール画面用の「userContent.css」です。

これらを新規で作り、先ほどの「chrome」の中に置きます。

この記事を書いた後に仕様が変わり、以下の操作も必要になりました。

  1. ツールをクリック
  2. オプションをクリック
  3. 画面最下部にある「設定エディター」をクリック
  4. 開いた画面の「危険性を承知の上で使用する」をクリック
  5. 検索窓に「toolkit.legacyUserProfileCustomizations.stylesheets」を入力
  6. 表示された同名項目をダブルクリックして「false」を「true」に変更
  7. 画面を閉じて再起動

2つのファイルの作り方ですが、メモ帳かTeraPadのようなテキストエディタを起動して下記内容を記述します。

文字サイズを変更

文字の大きさを指定する時は、以下の内容で記述します。数字の部分が文字サイズです。とりあえず16pxにしてありますが、数字を増やせば文字も大きくなります。

<userChrome.css>

@namespace url("https://www.mozilla.org/keymaster/gatekeeper/there.is.only.xul");
*{font-size: 16px;}

<userContent.css>

*{font-size: 16px;}

ツールバーの余白を変更

Thunderbirdのツールバーは、ソフトの外側の幅が狭くて、操作する時にクリックしにくいのですが、余白を増やすことで、クリックしやすくなります。

余白に関する指定は、ソフト用の「userChrome.css」に記述します。

<userChrome.css>

@namespace url("https://www.mozilla.org/keymaster/gatekeeper/there.is.only.xul");
#mail-toolbar-menubar2{padding: 10px 0;}

メール画面の余白を増やす時は、userContent.cssに以下を記述します。数字を増やせば余白も広くなります。

<userContent.css>

body{padding: 16px;}

必要な記述が終わったら、先ほどの場所に文字コード「UTF-8」で保存します。似たファイル名のものを2つ作るので間違えないようにご注意ください。

Thunderbirdを起動した状態でファイルを設置した時は、再起動するとスタイルシートの設定内容が反映されます。

どんな感じになるのか知りたい時は、とりあえず先ほどの内容で保存して再起動してみてください。数字の部分を任意の数値に変更して保存すると表示されるサイズも変わります。

ここではサイズだけを指定しましたが、文字色や背景色を変更することもできます。ただ、メール画面の文字と背景に関しては、オプションの「言語と外観」で変更する方が簡単だと思います。

メニューバーのツール → オプション → 言語と外観 → 配色設定
※配色設定では「システムの配色を使用する」のチェックを外す

オプションの方で変更する時は「userContent.css」での記述が不要になります。

開発ツールボックスで調べる

他の箇所についてもidかclassがわかれば変更できるので、スタイルシートの書き方がわかるようでしたら、開発ツールボックスを使って調べてみてください。

Thunderbirdを起動 » ツール » 開発ツール » 開発ツールボックス

表示する項目を減らす

受信画面には色々な項目が表示されますが、表示項目を選択できます。

画面上部に並んでいる項目の部分で右クリックすると、表示する項目の一覧が出ます。

表示項目の一覧

左側にチェックのある項目が表示されるので、不要な項目を消す時はチェックを外します。必要最低限の項目にしておけば画面を広く使えます。

メールアカウントの並び替え

複数のメールアドレスを使用していて画面上の並び替えをしたくなった時は、以下の手順で並び替えができます。

1.ツールをクリック
2.オプションをクリック
3.一般タブをクリック
4.画面下の「設定エディター」をクリック
5.画面下の「危険性を承知の上で使用する」をクリック
6.検索窓に「mail.accountmanager.accounts」を入力
7.表示された「mail.accountmanager.accounts」の行でダブルクリック
8.表示された文字列をメモ帳やテキストエディタにコピペ
9.Thunderbirdで表示したい順番に入れ替える
10.8で表示された入力欄に張り付けて「OK」をクリック
11.Thunderbirdを再起動

8のところでコピペした「account**,account**,account**」は、左からの順番がThunderbird上での上からの順番になっています。

数字だけだとわかりにくいので、事前にThunderbirdでの順番をメモしておいて、双方を確認しながら作業すると入れ替えがしやすいと思います。

ただ、こんな面倒な作業をしなくても、以下の拡張機能を使えば簡単な操作で入れ替えができます。

Manually sort folders
この拡張機能は手動または自動のどちらか好きな方法で Thunderbird のフォルダペインのフォルダの並び替えを可能にします。 またフォルダペインのアカウントも並び替えることができます。

使っているバージョンによっては正常に動かないかもしれないので、その時は先ほどの方法で入れ替えればよいと思います。

さいごに

今回はThunderbirdの画面表示に関するカスタマイズをいくつか紹介しました。

今後のバージョンアップで使えないものが出てくるかもしれませんが、予めご了承ください。

また、スタイルシートを使ったカスタマイズに関しては、画面表示が崩れることもあるので、バランスを見ながら修正することをおすすめします。