ネット上のサービスのユーザー登録でメールアドレスを入力することが多いですよね。もちろん、通知や連絡を受け取る上で必要なことですが、後々困ったことになる場合もあります。
今回はメールアドレスの使い方がテーマです。
迷惑メール
使うメールアドレスが1つだけという人も多いと思いますが、そのメールアドレスを複数のサービスで使っていると、届くメールが増えることもあります。
特に無料サービスの場合は、自社や提携している企業の宣伝メールを送ることもあるのですが、頻繁に宣伝メールを送るケースもあります。
もちろん、無料で使わせてもらっているから仕方がないのですが、中には登録を解除しても宣伝メールを送ってくるところがあります。
こうなると迷惑でしかありません。
また、登録しているサービスのいずれかからメールアドレスが漏洩すると、見覚えのない送信元からメールが届くこともあります。
当然ながら、怪しいメールの場合は、削除してしまえば良いのですが、うっかり開いてしまう可能性もゼロではありません。
この手のメールが少ないうちは、その都度削除することで済む話ですが、毎日たくさん届くようになると、さすがに面倒です。
迷惑メール対策
迷惑メールを完全に防ぐことは難しいと思いますが、減らす手段はあります。
簡単な対策としては、メールソフトのフィルターで排除する方法があります。ただ、フィルターの場合は、ルールにもとづく処理となるため、それに合致しないものはすり抜けてしまいます。
そこでおすすめなのが、専用のメールアドレスです。
登録するサービスごとに専用のメールアドレスを作り、登録したサービスとメールアドレスを紐づけするのです。
この形であれば、登録情報が漏洩したとしても、届く迷惑メールの数を最小限にできますし、漏洩元の推測にも役立ちます。
漏洩元が推測できれば、そのサイトに登録しているメールアドレスを違うものに変更したり、登録を解除したりといった対処ができます。
フリーメールの活用
プロバイダから提供されたメールアドレスを使っている場合は、メールアドレスの追加が有料だったり、数に上限があったりするので、安易に増やすことはできません。
しかし、Yahoo!メールを使うと、最大11個(無料アカウントの場合)のメールアドレスを持つことができます。
Yahoo!メールは無料で使えるメールサービス、いわゆるフリーメールですが、セーフティアドレスという機能があります。
この機能を使うと、登録時のメールアドレスとは別に10個までのメールアドレスを追加できます。
セーフティーアドレスの作成・削除(Yahoo!メールヘルプ)
セーフティーアドレスは、アカウントの部分(@の前)が二つの文字列にわかれていて、前の文字列が土台となる「ベースネーム」、後ろの文字列が「キーワード」になっています。
[ベースネーム]-[キーワード]@yahoo.co.jp
新規で作成する時は、ベースネーム、キーワードの順に決めますが、ベースネームには他の利用者が使っている文字列を使えません。
また、ベースネームは追加するメールアドレスで共通の文字列になるので、そのことも踏まえた上で文字列を決めると良いです。
xxxx-blog@yahoo.co.jp
xxxx-amazon@yahoo.co.jp
xxxx-rakuten@yahoo.co.jp
メールアドレスが11個もあれば、事足りると思いますが、足りない場合は、Yahoo!のアカウントをもう一つ作れば、22個まで増やせます。
同じフリーメールのGmailにもエイリアス(別名という意味)という似たような機能があるのですが、元のメールアドレス+アルファという感じなので、迷惑メール対策としてはイマイチです。
独自ドメインの利用
フリーメールは無料サービスなので、いつまで使えるかわかりません。また、利用者が多いので好きな文字列をメールアドレスで使えないこともあります。
もちろん、特に不満がなければ、そのままで良いと思いますが、これらの問題を解消したい時は、ドメインの取得とレンタルサーバーの利用がおすすめです。
無料というわけにはいきませんが、メールを使う機会が多いようなら、自由度の高い自分専用のメールアドレスを持つと何かと便利だと思います。