今はSNSという便利なツールがあるので、音楽活動をする際も告知や宣伝が簡単にできますよね。
SNSしか使っていないバンドやアーティストもいますし、それはそれでアリだと思います。
ただ、公式サイトも用意しておくと、プロフィールや告知の詳細、ライブのスケジュール、SNSやYouTubeへのリンク等をまとめて伝えることができますし、ファンにとっても便利なものとなります。
もちろん、作り方がわからない、お金をかけられない、といった事情もあるとは思いますが、「Google サイト」という無料のサービスを使ったサイトの作り方を紹介するので、公式サイトが欲しいというバンドマンの方は検討材料に加えてみてください。
作成するのは「OYAJI BAND」という架空のバンドの公式サイトです。
Google サイト
Google サイトは、Googleのアカウントでログインしたら使えるサイト作成サービスです。
設定や使い方は公式のヘルプにありますが、各アイコンにマウスポインターをあわせると項目や説明が出るので、大抵のことは使っているうちにわかってくると思います。
作ったサイトのデータはGoogleのドライブに保存されますが、保存容量にカウントされないため、容量を気にせず作ることができます。
今回のサイトを作った後にドライブの容量も確認しましたが、保存容量が消費されていませんでした。
作成手順
以下のページにアクセスしてログインします。
ログインが完了すると作成画面が表示されます。
空白を選んで一から作ってもよいのですが、用意されているテンプレートから選んでカスタマイズする方が楽だと思います。
画面の上にある「テンプレートギャラリー」をクリックすると表示されるテンプレートが増えます。
ただ、用意されているテンプレートの数が多くはないので、作りたいサイトに近いものがないかもしれませんが、無料ですし、妥協も必要です。
今回はバンド用のサイトを作るので「チーム」を選びました。
テンプレートを選ぶと、編集画面が出ます。
ガイドが表示されるので、わかると思いますが、左側の編集画面にパーツを追加する形で作っていきます。
追加したパーツを選択すると編集できるようになります。削除する時はゴミ箱のアイコンをクリックします。
また、画面の右上にある「挿入」、「ページ」、「テーマ」のタブで機能の切り替えができます。
ある程度の作業がマウス操作で済むようになっているので、画面内で色々といじっているうちにわかってくると思います。
ページを追加する時は、右上のタブで「ページ」をクリックし、下の方にある「+」のアイコンにマウスをあわせて「新しいページ」をクリックします。
ページ名を変更する時は、同じく右上のタブで「ページ」を選択し、変更したいページにマウスポインターをあわせて右側の点三つをクリックします。
プロパティをクリックすると、名前の入力欄が出ます。
ここで名前を変更して「完了」をクリックします。
名前の下にある「詳細」をクリックすると、カスタムパスという項目が出ますが、URLに使う文字列を指定できます。
今回はホームページの名前を「HOME」、カスタムパスを「index」に変更しました。
中身がほとんどない状態ですが、とりあえずサイトが完成しました。
Google サイトで作った「OYAJI BAND」のサイト
画像は以下のサイトにあったものを使いました。

左上にあるロゴっぽいやつは以下のツールで作ったものです。
今回は設定しませんでしたが、独自ドメインとの紐づけもできます。
さいごに
編集画面が簡易的なものなので、知識がある人にとっては物足りないサービスかもしれませんが、簡単にサイトを作成できるという意味では便利なサービスだと思います。
また、Googleが提供しているアクセス解析のアナリティクスもIDの入力だけで済みます。
とはいえ、あのGoogleのサービスですから長く使える保証はありません。利用者が少なかったら提供を終了する可能性もありますからね。
長く続ける予定のバンドなら、独自ドメインを取得し、レンタルサーバーを借り、WordPressを設置してサイトを作るという王道パターンがベストだと思いますが、ある程度の知識が必要になります。
ただ、イベントの告知やキャンペーンのような一時的なページを作りたい時には今回紹介したGoogle サイトを使うと良いかもしれませんね。